陽子と中性子と電子

 私たちの身の回りのあらゆる物質は、原子と言う小さな粒から出来ています。

原子は原子核と言うさらに小さな粒の周りを、電子がまわっている構造です。

そして原子核陽子中性子と言う2種類の粒が集まったものです。

 

 原子を地球サイズで考えると、原子核は野球場の大きさ、電子はボール位の大きさになります。

つまり野球場の周りを、ボールサイズの電子が地球の半径と同じ軌道でまわっている事になります。

 

 原子核と電子の間には、何もありませんから、原子の内部はスカスカです。

にもかかわらず、物質を構成したり、物を持ったり出来るのは、電子が実体化の役割をしているからです。

 

 例えば、バットでボールを打ち返す事が出来るのは、バットとボールの表面の電子がマイナスどうしの電気的な反発力が原因です。

原子は必ず外側に負の電気を帯びた電子があり、原子核の中に正の電気を帯びた陽子があります。

 

 以外かもしれませんが、私たちの身近な力のうち、重力以外は電磁気力(電気力と磁力)が根本原因と言っても過言ではありません。

実は自然界には根源的な力は4つしかありません。

電磁気力・重力・強い力・弱い力です。

強い力と弱い力は素粒子レベルのミクロの世界でしか顔を出しません。

これらについては、またの機会に話したいと思います。

 

中性子と陽子の性質

 例えば桜は状況がきちんと備われば、桜の花を咲かせ、梅は梅の花を咲かせます。

決して他の花を咲かせることはありません。

これは中性子の振動波が意識であり、陽子の振動波が意志を表しています。

中性子が意識で、陽子が意志だということは、目に見える物も、目に見えない物にも全て意識と意志が存在すると言うことです。

 

 中性子の意識は、感情の役割があり、調和をとります。

 陽子の意志はです。愛情ではなくてです。

 

 即ち愛と調和が全ての存在物の素になっています。

 

 

3つの意識と意志

 本質とは意識と意志の集合体の事ですが、この意識と意志には3種類あります。

 

 1つ目は顕在意識です。

顕在意識は自分を安全に維持・管理する役目です。

 

 2つ目は潜在意識です。

潜在意識は前世からの過去の情報を制御する役目です。

 

 3つ目は「いわゆる魂」です。

 

顕在意識は脳の働きの5%です。

潜在意識は脳の働きの5%です。

そしてこの大部分の使っていない90%と同時空間で一体化し振動体として「いわゆる魂」が存在しています。

 

 魂は原子核の集合体ですが電子を持っておらず、実体化していません。

実体化していませんが、存在しています。

 

 本質である原子核の集合体「いわゆる魂」は、自然の法則に基づいたメッセージを顕在意識に送っています。

顕在意識が調和のとれた状態で肉体を管理している場合は、「本質」からの情報を顕在意識も素直に実行出来ます。

 

 しかしながら自分だけを守ろうとする意識(いわゆる自我)が拡大されると、自然の法則から見て不調和です。

自分だけは、自分の家族だけは、自分の会社だけは、自分の国だけは・・・

 

 現代社会の仕組みでは、顕在意識があらゆる形で、それを受け入れる様に子供に教育されています。

そして成長し社会に適応するに従い自我が拡大していきます。

 

魂の成長

 魂は成長することによりエネルギーが増大します。

経験と成長、即ち決心することです。

「今の状況がこうだから」「こうした方が都合が良いから」・・・

こういった損得勘定は決心ではありません。

「決心する」ことで、自分が発振した振動波と同調できるようになります。

今まで通り過ぎて行った本質からの振動波も、自分が決心して調和のとれた振動波になると、同調しやすくなり、直観や閃きとして入って来てる訳です。

 

「決心する前」と「決心した後」では全然違います。

その瞬間に自分の目指すべき道筋が示されます。

 

 自然の法則では「波動」が組み合わされることにより、あらゆる現象を起こします。

時間や空間も波動の組み合わせです。

 

 

 何も顕在意識や自我の全てが悪いと言うのではありません。

全てはバランスです。

 

 顕在意識→交感神経→脳脊髄体→解糖系

 潜在意識→副交感神経→自律神経→ミトコンドリア

 

 これらが密接に心と体に関わっています。どれが良い悪いではなく、全てを受け入れ自分の心に従い、そして1つ1つ、経験を積み重ねて行きましょう。